Q.栽培場所はどんなところがおススメですか?
A.ベランダなどで栽培する場合は、日中は十分日が当たり温度も取れ、風や雨の心配のないところをお勧めします。 最低10~13℃以上の温度がとれれば、温室・室内でなくても栽培できます。
Q.プランターや鉢の大きさはどのぐらいがよいですか?
A.トマト1株当たり15~20Lの土(鉢)をお勧めします。
Q.支柱は必要ですか?
A.伸びた枝を支えるために支柱を用意してください。枝が伸びたら 枝と支柱を ひもなどで結んで支えてください。
Q.畑に苗を植えたところ、鳥に食い散らかされてしまいました。対処方法はありますでしょうか。
A.防虫・防風ネットなどをご活用ください。
Q.葉っぱが1枚になってしまった苗もあるのですが、育っていきますか?
A.枝芽が出て新たに葉が出て花芽が出るようでしたら受粉できる可能性があります。経過を見ながら育ててください。
Q.水やりの方法について教えてください。
A.
・植付時は、根を張らすためにたっぷり水をあげてください。
・その後は、土の表面が乾いたら 鉢の下から余分な水が出る程度が目安で、成長に合わせて1日1~3回と増やしてあげてください。
・夕方や雨の日は 果実が割れたり根が傷む可能性があるので、水の量を減らしてください。
・水の量を減らして甘くするのは きめ細かい水分管理が必要でプロでも難しい栽培方法です。トマトが弱ったり、果実が小さくなったり、割れたり、果実の一部が黒くなる「尻腐れ」などのリスクが高いので家庭菜園ではお勧めしていません。
Q.尻腐れ症について教えてください。(実の下の方から茶色く変色してきた、腐ってきた)
A.他の茎や葉には症状がなく、ヘタとは反対のおしりの部分のみ茶色くなってきたようでしたら、カルシウム不足により起こる尻腐れ症かと思われます。 病気ではなく生育障害ですので、不足しているカルシウムを補っていただければ今後成る実については改善されます。
・残念ながら、既に尻腐れになってしまった実は回復しませんので他の実に栄養が届くよう、取り除いてください。 カルシウム剤として販売がない場合は、石灰でも結構です。粒よりは粉、粉よりは液体のものが効果が早く表れます。またカルシウムを与えても土の状態が悪く、吸収ができない場合がありますので、水の過不足にご注意ください。
Q.花が咲いてきたのですが、一部の葉に薄い黄緑色と緑色のまだらな葉っぱが数枚あります。これは害虫によるものでしょうか?それとも、肥料、水やりに問題があるのでしょうか?
A.まだらになっていて、虫などは見えないということですと「灰色カビ病」などの病気になっている可能性があります。病気の場合は、菌が広がらないよう症状がみられる葉は取り除き殺菌剤を散布してください。また、日当たりや風通しを良くして、プランターや鉢には雨が当らないようご注意ください。 病気ではない場合は肥料のバランス悪くなっている可能性があります。苦土石灰を与えて、様子を見てください。
Q.葉の一部が暗緑色になりました。白いカビのようなものもついています。どうしたらいいですか。
A.疫病などの可能性がございます。カビの一種で、葉では灰緑色の病斑が出た後、急速に拡大して暗緑色の大病斑となります。茎などにも白色のカビが発生します。果実の場合、未熟果が侵されやすく、ややへこんだ暗褐色の病斑がでて腐敗してしまいます。 対策としては、トマトの疫病に対応した殺菌剤を散布し、病変部は取り除いてください。その際、他の部分には触ると菌が広がってしまいますので、ご注意ください。
Q.葉の間引きをしてもいいですか?
A.基本的には葉の間引きをする必要はございませんが、葉が茂りすぎて風通しが悪い、または葉に栄養がとられているようでしたら行っていただいて結構です。 葉の間引きをする場合は、葉で栄養を作っていますので、実の近くの葉は避けてください。 実の近くの葉をとる場合は全て取るのではなく、葉を半分に切ってください。
Q.生育が悪いようで、葉が黄色くなって落ちてしまいます。どうしたらいいいいですか?
A.生育が悪く、葉が黄色くなったり、枯れてしまったり、葉脈の紫色が濃くなったりする場合は、「肥料欠乏症」が考えられます。 窒素、リン酸、カリウム、マグネシウム、カルシウムの欠乏などが原因で起こりますので、速効性のある液体肥料で不足している肥料分を補ってください。
Q.茎はすごく太くなったのですが、葉や花がきちんとできません。なぜですか?
A.生育が旺盛で、茎が異常に太くなる、花芽がつかない、葉が濃い緑色をしている、小葉の縁のギザギザが鋭くなり、葉柄が上を向く、といった場合は、「肥料過剰症」になっている可能性があります。 その場合、窒素過剰などが原因ですので、新しい培養土に植え替えるか、水やりの量を多くし、余分な栄養分を流出させるようにしてください。土壌中の栄養分が少なくなれば回復します。
Q.どれぐらい収穫できますか?
A.5段目まで収穫した場合、ミニトマトで約50個、中玉トマトで約25個収穫できます。